まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【老子道徳経 第七十五章】 人は道により生かされている

 

【今日のこよみ】 旧暦2014年 4月14日 大安  四緑木星

         癸未 日/庚午 月/甲午 年 月相 12.9 中潮

         立夏 次候 蚯蚓(みみずいずる)    

 

【今日の気象】 天気 晴れ 気温 16.3℃ 湿度 46% (大阪 6:00時点)   

 

 

民之飢、以其上食税之多、是以飢。

民之難治、以其上之有爲、是以難治。

民之輕死、以其求生之厚、是以輕死。

夫唯無以生爲者、是賢於貴生。

 

 

【書き下し文】

 

民の飢(う)うるは、その上(かみ)の税を食(は)むことの多きを以(も)って、ここを以って飢う。

 

民の治め難きは、その上の為すこと有るを以って、ここを以って治め難し。

 

民の死を軽んずるは、その生を求むることの厚きを以って、ここを以って死を軽んず。

 

それ唯(た)だ生を以って為すこと無き者は、これ生を貴ぶより賢(まさ)る。

 

 

 

【私的解釈】

 

民衆が飢えるのは、国が税を多く取り過ぎるからであって、それゆえに飢えるのだ。

 

民衆を治めにくくなるのは、国があれこれと干渉するからであって、それゆえに治めにくくなるのだ。

 

民衆が死ぬことをなんとも思わなくなるのは、国が民衆を熱心に生かそうとするからであって、それゆえに死ぬことを何とも思わなくなるのだ。

 

そもそも、自分が生かされている存在であると知っている者こそ、自分が己の力で生きていると思う者より勝っている。

 

 

 

【雑感】

 

オデッサ衝突は「集団虐殺」=ウクライナ政権非難-ロシア

 【モスクワ、オデッサウクライナ南部)時事】ロシアのナルイシキン下院議長は6日、ウクライナ南部オデッサで2日に46人が死亡した衝突事件は「ジェノサイド(集団虐殺)」に当たるとの考えを示した。ベオグラード訪問中の発言として、インタファクス通信が伝えた。下院議長はプーチン大統領の最側近の一人。政権内では、ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に付託すべきだとの意見も出ている。

 

衝突の過程で起きた火災の原因は不明で、反ロシア派は「親ロシア派が投げた火炎瓶が原因」と指摘。親ロシア派は「反ロシア派によって放火された」と主張している。下院議長は衝突について、ウクライナ暫定政権が親・反ロシア派の対立をあおったことが背景にあると非難した。(2014/05/06-22:31)

時事ドットコム:オデッサ衝突は「集団虐殺」=ウクライナ政権非難−ロシア

 

上の記事は火災の原因をあやふやにしているが、真実は、これらの動画が明らかにしている。

 

39 people die after radicals set Trade Unions House on fire in Ukraine's Odessa — RT News

【暴力的な画面が含まれるので自己判断で閲覧下さい】

 

#Одесса Хатынь.Часть 3 Всем СМИ! УТЕЧКА!-полное видео из Дома Профсоюзов! - YouTube

 【4分までは無声です。以降は音声が入り、凄惨な場面も流れるので自己判断で閲覧下さい】

  

ウクライナで酸鼻な虐殺が行われたことは、真実のようだ。

 

日本はもちろん世界中の報道機関は、真実を報道しないが、下のサイトには、この世界で現実に起きている悲しい地獄が綴られている。

【閲覧注意】

キエフと右派セクターによるオデッサ水晶の夜 (写真・閲覧注意!): マスコミに載らない海外記事

 

 

私は自分に向けて言いたい。

 

中国の武力を傘にした問答無用の覇権主義を目の当たりにしている今、現実に起きているこの事実を目を逸らさずに見なさい、と。

 

そして、私が生きている間だけ平和だったらイイやと考えるのではなく、次の世代その次の世代にも平和な世の中が引き継がれるにはどうすべきなのかを、事あるごとに考えなさい、と。

 

 

 

今回の虐殺で亡くなれた方々のご冥福をお祈りします。

 

 

【虐殺の現場】


オデッサ・貿易組合ビル

 

 

 【追記】

 


2014-05.11 そこまで言って委員会 2 - Dailymotion動画

 

ウクライナの悲惨な実態におもゐを遣ると、日本では絶対にこんな悲劇が起こり得ないと言い切れるであろうか。

 

この動画の最初の集団的自衛権に関する項目は、見るに値すると思う。

 

ウクライナの紛争は、他の国々の思惑で当事者達が踊らさせている感が見える。となれば、日本だって他の国々の思惑で踊らされる可能性は当然ありえるだろう。

 

この動画の中で、ある人物が、

「アメリカの青年は、血を流してもいいんですか?」

という問いかけに、

「(肯定して)ああ、だって、向こうが決めてやってるんですから」

と思わず本音がポロリと出るところがある。

 

日本だけが、自分の住む国が平和だったらそれでイイんだというおもゐは、日本が積み重ねてきた精神とは絶対に相容れることの出来ないものである。