京都愛宕山に住む天狗・太郎坊に魅了されて
ひょんなことから京都にある愛宕山に登ってみた。それが今から3ヶ月前の梅雨まっただ中の6月29日のこと。ココにも書いてありますが、この山はいきなりキツイ。
5分ほど登れば誰もがやっぱり登るの止めて帰ろかなと必ず思うはず。自分も最初はスニーカーにジーンズとポロシャツでショルダーバック背負って軽い気持ちで挑戦してみましたが、しんどかった。。。。
その日の天候はどんよりしていて、こんな感じでした。
で、何とか2時間ちょっとで山頂の愛宕神社境内に到着。ここで神秘的な体験をしたのです。今まで曇っていたのが嘘のように太陽の光が差し、青空が自分の頭上にだけ広がったのです。その時の動画がこれ。動画でハァハァ言っているのはご容赦下さい。それだけ道中しんどかったということです。。。ずっと鳴いている鳥の鳴き声をまるで自分を歓迎してくれているかのように感じました。
この山に完全に魅了されましたね。
で、約一ヶ月後の7月31日の千日詣も当然実行しました。
千日詣とは
この日は地獄のような蒸し暑さ。滝のように汗が吹き出てシャツはもちろんパンツもビチョビチョとなり、心が折れました。ただ、この日は同じように山頂を目指す人たちで登山道がごった返しており、その中には小さなちびっ子もたくさん居てお父さんやお母さんに手を引かれて、お喋りしながら登っている姿をそこかしこで目にし、その光景を見るだけでも微笑ましく、自分も元気がもらえました。
また、この日は登る人は下ってくる人に「お下りやす~」、下る人は登ってくる人に「お登りやす~」と声がけをするのが慣例。これ結構、折れた心が癒やされます。またこの日はブルームーン。空を見上げると満月が自分を見守ってくれているかのよう。
他の人のツイートから画像を拝借。
愛宕山の千日詣に来ました。 マイペースに登って2時間半。 pic.twitter.com/zFEyQubtkx
— jupiter (@Jupiterius) 2015, 7月 31
そして、何とか山頂に到着。休憩や仮眠をとり、日の出を見るタイミングで下山した時の動画がこれ。
真っ暗闇の山道をヘッドライトで照らして歩いていると、夜がジワジワと明けてくる。このひと時に目や耳に飛び込んでくる全てが美しい。ヒグラシの鳴き声やウグイスの鳴き声。木の葉が風に揺られて奏でる音色。
そして、日の出の動画がこれ。
完全にこの山に住む天狗に魅了されてしまいました。
だから、以来月に一回登っています。これからも登り続けて行くでしょう。
私のオススメの登山ルートはコレ。
登山ルート
下山ルート
ただ、この下山ルートは、登山道が整備されておらず案内板も全く無いので初めての方は迷われる可能性が非常に高いです。また、環境保護の面からも詳細なルートはここでは開示しません。私自身は最初の時に全く迷わずに神護寺に辿り着いたのですが、後から色々調べてみると奇跡に近かったみたいです。それを知って身震いしたのを覚えています。どうしてもという方にだけ直接お教えさせて頂きますので連絡下さい。
下山ルートの最終地点はこの建物の真横です。
この神護寺については別の機会にまた取り上げますが、和気清麻呂公が創建し、愛宕神社も和気清麻呂公が廃れていたのを中興しています。
この神護寺の境内の茶店に「かわらけ」が売られている。
この「かわらけ」を茶店の前に広がる渓谷に向かって投げると、自分の厄が振い落されるということらしい。どうせなら綺麗に遠くに飛ばして厄をふるい落としたいのが人情というもの。
しかし、この「かわらけ」投げ結構難しい。普通に投げると全く飛ばないことに驚くであろう。実は自分は昨日ここで「かわらけ」投げを初体験したのだが、ホント難しかった。全く前に飛ばずに直ぐに横に逸れて失速して落下してしまうのだ。
この動画にその難しさが記録されている
そこで、この茶店のおばちゃんに見本を見せてもらった。これがその時の動画である。
どうです。このおばちゃんまるでフリスビーのようにかわらけを飛ばしていますよね。それがどんなに難しいことなのかをぜひここで皆さんがご自身でご体験下さい。
ここで上手く「かわらけ投げ」をしたい方はまずは茶店のおばちゃんに投げ方のコツを聞いてみることをオススメします。