まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【岡本かの子 仏教人生読本】 第八課 あまり放縦でも困る

 

【今日のこよみ】 旧暦2014年 5月 8日 赤口  四緑木星

         丁未 日/辛未 月/甲午 年 月相 7.3 小潮

         小満 末候 麦秋至(むぎのときいたる) 

 

【今日の気象】 天気 雨 気温 18.5℃ 湿度 61%(大阪 6:00時点) 

 

 

 

前述の方法とちょうど正反対の方面があります。何でも、あるがままがよいとして、食べたい放題、遊び放題、無理の言いたい放題、不義理のし放題――それを、また世間でも、磊落(らいらく)だとか無邪気だとか言って買い被り、苦笑しながらも黙って見ているようなことがあります。もし世の中が、あるがままがいいということになったら、人生は骨折りも努力もいりません。


千の与四郎というのは茶道の名人、利休の幼名ですが、秋の庭の趣を添えるために、庭に落葉をひと散し落して置いたというのが彼の茶道の功名のはじめですが、これもはじめから木の葉の落ち散るままにして置いたというのではなしに、一旦庭を清潔きれいに掃き浄めた後、一つの見識を以て、あらためてひと散し木の葉を撒いたので、そこで芸術になりました。自然の落葉のままが風雅なら、どんな田舎家にも千家茶道宗家の看板はけられましょう。まわりを刈り込んで、残すだけを残した髯と、無精髯とは鑑別みわけてやらねばなりません。

 

人間がたった一人、この世の中に生れて来て、そして自然の中に生きて行くのなら、相手も自然、こっちも自然、それで気が合ってよろしいでしょうが、しかし、人間が二人となり三人となる以上、協調ということが生活上必要になって来ます。協調ということは折れ合うこと、折れ合うということはしたいことも相手に遠慮して差し控えるということです。程よく保ち合うということです。

 

まして人間には、たった一人のときでも自分を完成し、周囲の自然を開拓しようとする意志は持って生れているのですから、その人間本来の意志に従わず、勝手気ままな外界の自然のありさまを手本にでも見習うような放縦な生活は、どうあっても「真理」の逆行です。

 

この心得違いは、二千五百年のむかし、釈尊の活躍しておられた印度にもかなりあったと見え、十三外道げどう(仏教外の哲学、真理外の邪法)とか三十種外道とかいう中に入れて、その説伏ときふせ釈尊は非常に骨を折られました。自然じねん外道というのがそれです。
 

よく浴衣ゆかたの模様などに、鎌の絵と、と、の字を染め抜いて「かまわぬ」と判じさせるのがありますが、模様としては元禄げんろくぶりの寛闊(かんかつ)な趣を見せてなかなか面白いものですが、それを生活方針として世の中に持ち込まれたら、誰もかまわぬわけにはゆきますまい。

 

 

 

【雑感】

 

この世の中はリズム(波長)を刻んでいる。同じリズムでサイクルしている。

 

そして、もちろん私達自身も独自のリズムを奏でている。だから、人が集まれば各々のリズムが共振し、グループが自然と出来上がる。気が合う、気が合わないというのは、他人が奏でるリズムが自分に心地良いか心地悪いかということなのだろう。

  

この世界に存在するあらゆるものが常に独自のリズムを奏でているということを思い出して生活すると、色々な発見があるに違いない。

 

光はリズムを奏でて色を彩り、人はリズムを奏でて個性を発揮し、植物はリズムを奏でて趣を醸す。

 

あらゆるリズムが人の情緒に訴えかけてくる。なんて、この世界は素晴らしいんだろう。

 

ここで大人の私達が忘れてしまった懐かしく情緒あふれる世界を紹介する。

 

胎内記憶 〜生まれる前の記憶〜 : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】  

 

3歳の娘が話し始めの頃、聞いてみました。


お腹の中にいたときは、「グルグル回ってた」らしいです。驚いたのは、出てきたときの話です。


娘は「こことここをぎゅってされて~」と自分の両脇の下を指さして、「ぐいーんってひっぱられたの。○○ちゃん、まぶしかって、えーんって泣いちゃった。」と言うのです。


帝王切開だったのですが、そのことはまだ娘には何も話していませんでしたので、驚きました。


上の息子は2歳頃、お腹に来る前の記憶がありました。


「ママの所に来たかったの?」と聞いたところ、「ううん。神様が『行け~』って、すべり台の上から押したの」だそうで…ガッカリです。

 

うちの娘にも2歳過ぎて聞いてみました。


そうすると・・・やっぱり「ねんねしてたよ~。」とか「泳いでたよ~。」とか言ってましたね。


そうしてある日娘から、「○○がママのおなかにいるとき、ママはなにしてたの~?」と聞かれたので、「○○ちゃんに話したりお歌歌ったりしてたよ。」って言ったら、「ちがうでしょ。ママはずーっとお電話でお話してたでしょ。」と。


鳥肌立っちゃいました。だって、妊娠中、出産の前の日まで電話オペレーターしてたんです。忙しい職場で電話を切ったらすぐそばからかかってくるという感じで。まさしく「ずーっとお電話」状態でした。本当に不思議ですよね~。

あとは、「○○ちゃんはね、ばぁば(私の母)のお腹に行こうとしても行けなくって、だからママのお腹に来ることにしたのよ~。」と言った事も。

 

私も、子供達が随分話せるようになり、私の話も理解できるようになった3歳前位に、「どうしてママの所に生まれてきてくれたの?」って聞いて見た事があります。

上の子は「ママがエーンエーンしててね、僕はお空から見てたの。みんな、ママの所イヤって言ったから、僕がお空からピョーンしたの。そしたらね、ママはエーンしなくなったよ。僕ね、ママの笑ってるお顔が好きなの」って答えました。


私は不妊治療をしており、なかなか妊娠できず、生理が来るたびに泣いたり、日常でも一人になるとよく泣いていた事があったんです。そして、妊娠が判明して、私は泣く事もなくなりました。


今(6歳)は同じ質問をして「そんなの分からん」という答えが返ってきますけどね(笑)

下の子も不妊治療で授かりましたが、上の子に比べると、治療期間も短く、本格的な治療もしておりません。


その下の子(現在3歳半)にも同じ質問を3歳前にした事があります。


下の子の答えは「お兄ちゃんから、後でおいでって言われてたの。遊ぼうってお約束してたんだよ~」でした。

 

ホントかな??でも、本当だと信じたいですね。

 

こんにちは。大学と高校に通う息子を持つ母です。

長男は巨大児寸前だったので普通分娩では生まれず帝王切開で出産したのです。(次男も帝王切開)

長男は小さいうちから良く話す子だったのでおかあさんのお腹にいたときの事を覚えている?と質問したら結構覚えていて色々教えてくれました。

いつもは胎内で私のお腹を蹴って遊んでいたそうです。(胎動がすごかったです)

出産の時は、どこから出ようかなー?と考えていたら首を捕まれて苦しかったけど、外に出てた…みたいな話をして(助産師さんが首をつかんで取り上げました)その後お母さんのお腹に戻りたいよーーと泣きました。

生まれてきた状況はその時は知らないはずですし、ちょっとビックリしましたね。

この事に味をしめ?(笑)次男にも質問したのですが全然覚えていないとの事でした。

今は長男もお腹の中の記憶は無くなったようですが、記憶力は抜群です。

次男は何でもすぐ忘れてしまいます。(今学年末テストだというのに・・・涙)

 

甥姪が三人いて、それぞれに3,4歳くらいの頃に聞いたことがあります。

長男は「おばあちゃんがゴホゴホしてた」って言いました。長男が生まれてくる前、一ヶ月くらいのあいだ、母は確かに風邪を引いて咳をしていました。お前が生まれてくるとき、おばあちゃんは咳してたんだよ~なんてことは言っていませんので、きっと胎内で聞いてたんだと思います。

長女は「せまくてくらくて、はやくでたかった!」って言いました。この子の時、姉は切迫流産で子宮口を縛る処置を受け、安静生活が続いていました。その間も胎動がすごく激しかったと言ってたのでこれも驚きです。

次男は「あったかくて、ねむってた。あとねー走ってた!」一番の甘えん坊さんです。胎動も激しかったと言ってました。今も走るのが好きで、サッカーしてます。

すごく神秘的な記憶ですよね。

 

2歳10か月頃に寝る前のリラックスした状況で聞きました。

私「どうやってママのおなかに来たの?」娘「お友達と『よーいドン』したら○○(娘)が一番になった。そしたら赤い階段があったから『ヨイショヨイショ』って登ったら、赤い大きなベッドがあった。だから赤いベッドに『ピョーン』したよ。」

おなかの中では「プカプカしてた」「『グルン』ってした」「キックいっぱいした」。

出産の時は高位破水で陣痛がつかなかったので促進剤を使ったのですが、点滴をする前に赤ちゃんの心拍を図るためのモニターを付けました。その際、娘が寝ていて心音を拾い辛かったので看護師さんが私のおなかをゴリゴリ押して「ほら~、もう起きなさ~い。もう出て来る時間よ~」と呼びかけておなかの中の娘を起こしました。


それを娘は「眠かったのにオバちゃんから『起きなさい』って怒られた」と言ってました(苦笑)


出産時は「(首をグルグル回して)こうやって出てきた」と。

現在6歳、すっかり記憶にないみたいです。

 

妊娠は、宇宙が奏でるリズムの恩恵を受けている。人は、受精してから出産までのたった280日前後の期間で35億年もの人類の進化の過程を正に光の速さで駆け上がっているのだから。胎内には宇宙が広がっていると言って良い。そして、その胎内宇宙は、母親のリズムにすっぽりと支配されている。

 

胎児は、母親のリズムに同調させて、宇宙のリズムにも同調させている。だから、上述のような神秘的な体験を出産後に喋り出すのだろう。

 

誰もが神秘あふれる出産を経験してこの世の中に生まれて来たという事実。人生の3分の1地点で親となることで、すっかり忘れていたこの事実を思い出し、3分の2地点で孫と出会ってまたまた思い出す。ここにもリズムがある。

 

この胎内の期間の記憶を思い出すということは、人にとって大きな意味があるのかもしれない。

 

生きるということは、それだけで神秘あふれる素晴らしいことなのだと思わずにいられない。

 

 

【参考】

ニュース - 動物 - 全生物は同じ単細胞生物から進化した - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)

 

胎児ってどうなってるの?