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まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【二宮翁夜話 巻之一 十五】 続・小を積んで大を爲すの論

 

 

翁曰く。
 
萬巻の書物ありといへども、無學の者に詮(せん)なし。隣家に金貸しありといへども、我に借る力なきを如何せん。向ひに米屋ありといへども、錢なければ買ふ事はならぬなり。
 
されば書物を讀まんと思はば、いろはより習ひ初むべし。家を興さんと思はば小より積み初むべし。此の外に術はあらざるなり。

 

 

 

【私的解釈】

 

尊徳翁が言う。

 

膨大な書物を持っていても、字が読めない者には無価値である。隣に金貸しが住んでいても、私に信用がなければどうしようもない。向かいに米屋があっても、お金がなければ買うことが出来ない。

 

書物を読もうと思うならば、「いろは」を習い始めることだ。家を興そうと思うならば、小さなことを積み重ねることだ。惑わされてはいけない。これ以外の方法はないのだ。

 

 

 

【雑感】

 

以下の記事は、天才がどのように、成長して行くのかが垣間見られる。確実なことは、天才と言えども、自らが能力を開発しているということだ。一瞬一瞬を地道に積み重ねて行くことで天才が出来上がるようである。

 

ただ、このような天才達は共通して、神がかり的な言葉を口にするみたいである。

 

ドゥーサンにしても、

「私は画家になりたいんだ。子供になりたいんだ。」

と、まるで心は子供でないようなことを言っている。

 

 

話が変わるが、今年でアイルトン・セナが亡くなって20年が経つ。彼も天才であった。

最終ラップ、セナは感極まってコックピットの中で吼えた。叫んだというのでもなければ、号泣したというのでもない。喜びの雄たけびが体の奥底から精神を揺さぶって出たと言ったほうが当たっていた。ピットで待つマクラーレンは、思わずヘッドセットを耳から外して震わせて彼らの脳に届いた。両手を上げてチェッカー・フラッグを受けたセナは狂喜と興奮とを抱えてウィニング・ラップを回った。喝采の雨が彼のマクラーレンホンダを激しく打つ。その喝采の雨の中で、彼はある人物に会った。

私がこの話を読んだ時、セナの持つ感情に胸を打たれた。このレースはTVで見ていたので知っていた。

セナはその時言った。”ウィニングランの途中で、鈴鹿サーキットの上に神が降りてきた“と。その後、何度も神の存在を語るセナを見る事になった。頂点を極めたスポーツ選手や芸術家の中には神の存在を語る人が何人もいる事は知っている。ある限界を超えると”ゾーン“と言われる域に達する人達がいる事も・・・。

http://alrescha.jp/p-site/furitomisuto/02-10.htm

 

そのセナも上の記事のように

ウィニングランの途中で、鈴鹿サーキットの上に神が降りてきた」

と言っている。

 

天才たちの言葉の端々から「輪廻転生」が現実していると、思わざるを得ない。

 

 

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11歳のドゥーサン・クルトリカは、心に訴えてくる野生の動物を描く、セルビアに住む子供の天才画家。ニューベルグラードのラザコステク小学校の5年生で、たった2歳で描くことを始めたという。既に3回自らの個展を開き、内2回は8歳の時に開いている。ドゥーサンの絵のほとんどは、ペンと鉛筆で様々な種類の現存する動物や絶滅した動物を描き上げたものである。彼は、大昔に生きていた動物、鳥、昆虫そして物語の中の騎士をも描いているのだ。

11-year-old Dušan Krtolica is a child prodigy artist from Serbia who creates mind-blowing drawings of wildlife. The fifth grade student at ‘Laza Kostic’ school in New Belgrade first began to draw when he was only two years old. He has already had three national solo exhibitions to his name – the first two by the age of eight. Dušan’s drawings are mostly pen-and-pencil works of various species of animals, both alive and extinct. He draws prehistoric animals, birds, insects, and also legendary knights. 

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ドゥーサンの動物に対する知識はすごいの一言だ。地質時代の区分を全て理解しているし、それぞれの時代に生きていた動物の全種類を正確に覚えている。65種類の全有袋動物の名前を覚えており、それらの名前をスラスラと暗唱してみせることも可能だ。彼の親が動物全図鑑を買い与えた時には、3週間もかからずに図鑑の全解説文を一語一句覚えてしまった。

 

「僕は動物の研究をしたいんだ。そしてまとめて本にするんだ。本の挿絵も僕が書くつもりさ」

 

と、ドゥーサンは言う。彼の将来の夢は動物学者になることだ。

Dušan’s knowledge of the animal world is remarkable. He knows about all the geological eras, and which animals roamed the earth during those periods. He knows all the 65 species of marsupials and can effortlessly recite their names. And when his parents bought him the most comprehensive encyclopedia of animals, it took him less than three weeks to learn it word for word.
“I would have studied animals and published a book about them, but I’m going to draw all of them,” said Dušan, whose ambition is to become a Zoologist when he grows up. 

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ドゥーサンによれば、最初に描いた絵は鯨のような絵だという。
 
「親は、最初は全然気にも留めていなかったよ。でもね、僕がどんどん描き始めて、一日にたくさんの量の紙を使うようになってから、僕の才能に気付いたみたいなんだ」
 
実際、今や彼は、週に500枚近い絵を描き続けているのだ。
According to Dušan, his first drawing looked like a whale.
 
“My parents did not pay much attention to it, but later I began to draw more and more and I started to use huge amounts of paper a day and then they realized that I had talent.” Indeed, the young boy now goes through about 500 sheets of paper a week. 

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ドゥーサンの親が彼の秘められた才能を知るところとなって、才能をどうやって伸ばしたらいいのかを教えている児童心理学者のところに連れて行ったという。心理学者は丸ぽちゃで愛らしいドゥーサンに、いっぺんの内に魅了されてしまった。ドゥーサンのしゃべり方や装いの全てが強烈に人を引きつけるそうなのだ。しかし、この研究者が一番に目に留まったことが、ドゥーサンがあらゆることをまるで遊びの一つかのようにやってしまうことだった。また、ドゥーサンの絵が心の知能指数が高レベルであるが故の産物であることにも気付いたという。

 When Dušan’s parents first noticed his special talent, they took him to see a child psychiatrist who could give the talent some direction. The child expert was fascinated with the chubby, charming young boy. Everything about him – the way he spoke and dressed – seemed unusually attractive. But what struck the expert most was that Dušan seemed to do everything as though it was a game. He also noticed that the drawings display a high level of emotional intelligence. 

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ドゥーサンの父親は言う。ドゥーサンは、物心がつく頃から非常に活動的で、色んな情報を吸収しまくっていたんだ、と。やがて、「動物」と「自然」に興味を抱くようになって、これらの絵をどんどん描き始めていった。ドゥーサンは、自分の描いた絵で物語を創って、その中に入り込んで遊んでいたそうだ。ドゥーサンが8歳の時、学校の先生が、わざと「悪魔の騎士がいる世界」という絵の課題を与えたりもしたという。このちっちゃい子は、この課題を完璧に描いてみせたという。で、「僕は画家になりたいんだ。子供になりたいんだ」と言ったという。

As a child, Dušan’s father said that he was very energetic and absorbed a great amount of information. As time passed, and he became fascinated with animals and nature, his drawings became more specific. Dušan plays a game with his drawings, which is a part of the creative process. When he was eight, a teacher gave him a deliberately difficult task of drawing ‘Knight, the devil and the world’. The little boy performed remarkably well and later said: “I want to be a painter, I want to be a child.” 

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ドゥーサンの作品はゆっくりではあるが世界中に認知されてきている。アメリカ、オーストラリア、インドといった多くの国に招かれた。フェイスブックには、5,000人以上の友達と7,000人のフォロワーがついている。もちろん、学校でも人気者である。ある日、ドゥーサンが学校から帰ってくるのが遅かったので、両親が心配して迎えに行って、校庭で子供の軍団に囲まれたドゥーサンを見つけたそうだ。ドゥーサンはその中で、順番にみんなの腕に好きな動物のタトゥーを描いてあげていたそうだ。描いてもらった子達は喜んで、タトゥーが消えるから腕を洗おうしなかったり、水泳の授業を拒否したりしたのだという。

Dušan’s work is slowly gaining popularity all over the world. He’s been invited to visit several countries, including USA, Australia and India. He has over 5,000 friends and 7,000 followers on Facebook. And he’s immensely popular at school as well. One day, when he was late coming home from school, his worried parents decided to go out to look for him. They found him in the school yard, surrounded by a group of other kids. Dušan was busy making ‘marker tattoos’ of the kids’ favourite animals on their arms! Later, the kids didn’t want to wash up or take a swim because they didn’t want their tattoos destroyed. 

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彼の描く作品の「複雑性」のレベル、そしてまだ11歳に過ぎないという事実をみてもらえば分かる通り、ドゥーサン・クルトリカは、近い将来世界を代表する画家になるであろう可能性は高い。彼の名前を心に留めておいた方が良いであろう。
Judging by the level of complexity in his drawings, and the fact that he’s only just 11-years-old, Dušan Krtolica is well on his way of becoming one of the best artists in the world. I suggest you remember his name.

Dušan Krtolica - The Child Artist Creating the Most Amazing Animal Drawings | Oddity Central - Collecting Oddities

 

 


Dusan Krtolica 11 years - Crtanje Zivotinja Olovkom - Drawing Animals With Pen - YouTube

 

 

 


Honda "Sound of Honda/Ayrton Senna 1989" -- Dentsu/Tokyo - YouTube