まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【神相全編 秘伝手相奥義】 其の四 三奇紋・三日紋・三峯紋・

 

三奇紋(さんきもん)

 

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三奇紋現無名指、一路分開三個紋。

生在遐宮並掌内。拝相金門宰相臣。

 

 

三奇紋は掌中指に向かって三本縦に筋が太く現れている上図の如きものをいう。

 

この紋は天(感情線)地(生命線)人(頭脳線)の三才紋が縦に現れている紋である。この紋現れたる者は、高貴の生まれで、御殿、離宮に誕生し俗人には稀だという。成人して聡明であり、自然と人の尊敬を受け社会的に高名を博する相である。

 

若しこの相の者が官に入れば廟臣宰相に至る、誠に尊く極く奇(ま)れな相である。

 

 

 

 

 三日紋(みっかもん)

 

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三日精映現掌心。文章年少冠儒林。

須知月闕高挙桂。四海声明値萬金。

 

 

三日紋は天紋(感情)線と指との間に三日月型に三つの線が勢いよく現れている、上図の如きものをいう。

 

この紋のある者は、少年時代既に学問深く文章に秀でて儒者(世の人を導く学者)の仲間に入っても断然光っている。従って成年して益々徳を積み、それを君主に見出され、闕下(けっか)に奉仕してその徳を広め、四海に名声を揚げるという相である。

 

若し、この相の者で三才紋が備え良き者は富貴に至るものである。

 

 

 

 

三峯紋(さんぽうもん)

 

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三峯堆起巽離坤。肉満高如棗様圓。

光澤更加紅潤色。家中金玉有良田。

 

 

三峯紋は、天紋(感情)線と指との間、人差し指の下の巽宮、中指の下の離宮、小指の下の坤宮(こんきゅう)の三箇所に起こるもので、共に肉が丸く、うず高く盛り上がって、ちょうど山の峯の如くなっているものをいう。

 

この紋の現れる者は、物質運に恵まれ、資産を蓄積することが出来るという。

 

若し、光沢があり紅の色に一層潤いがある者は、金(財宝)玉(宝物)が家に満ち、良田多く所有して富豪に至るという相である。