まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【神相全編 秘伝手相奥義】 其の三 天地人三才紋之解

天地人三才紋之解

 

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一.天紋線(感情線)は、精神を表徴(しょうちょう)して名誉地位官禄等を主(つかさ)どり、天賦の運を支配する所である。

 

一.地紋線(生命線)は、物質を表徴(しょうちょう)して金銀財宝等を(つかさ)どり、努力健康生命を支配する所である。

 

一.人紋線(知能線)は、自己を中心として心意情を主(つかさ)どり、人為的運命を支配する所である。

 

 

 

天紋線(感情線)の解

天文線の、深く正しく人指(じんし)を過ぎ側面に迄及ぶのは精神力強く、学問に秀で、聡明であって徳高く名を揚げる。先が二線に割れるは実力もあり理想も強い。線の正直なのは仁義に堅く、途中妨げの無いは忠孝の念が篤い。

 

若(も)し浅く而(しか)も妨げのあるものは心も賤しく精神も正しくなく、又縄の如くなるものは野卑で信念なく、短いのは運も拙い。

 

二重に深く正しいのは高位高官に昇り富貴に至る相である。

 

 

 

地紋線(生命線)の解

 地紋線の、深く半月型に鮮美なのは身体健康で長寿である。物質運強く又よく努力して必ず富貴に至る。坎宮( *1)に於いて乱れがあれば祖業を破り郷土に縁がない。

 

浅いものは身体が弱いか根気がなく、切れた箇所のあるは大患、殊更深浅まちまちなるは病弱、各処に切断のあるは短命、又財に乏しく、浅く妨げのあるは貧困である。

 

二重に深く鮮やかなのは金銀財宝を集め、無病で百歳の壽を保つ相である。

 

 

 

人紋線(知能線)の解

人紋線の、深く正しく乾(けん)兌(だ)の宮(*2)の中間に長く入るのは心優美であって智能に秀で、人情も厚く友情深い。又一面利を計ることが上手で富貴に至る。

 

短いのは心卑野であって粗暴又は短期である。浅いのは小心で臆病、更に妨げのあるは辛苦と共に愚鈍である。

 

乾宮に入るの聡明、兌宮に入るのは技芸に秀で師となる。二重に生ずるのは財豊かに慈悲善行をして平和を好む相である。