読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【老子道徳経 第四十九章】 無邪気な聖人

 

【今日のこよみ】 旧暦2014年 3月14日 仏滅  四緑木星

         甲寅 日/己巳 月/甲午 年 月相 13.3 

         清明 次候 鴻雁北(こうがんかえる)    

 

【今日の気象】 天気 曇り 気温 10.6℃ 湿度 32% (大阪 6:00時点)  

 

 

聖人常無心、以百姓心爲心。

 

善者吾善之、不善者吾亦善之、徳善。

 

信者吾信之、不信者吾亦信之、徳信。

 

聖人之在天下、歙歙焉、爲天下渾心。

 

百姓皆注其耳目、聖人皆孩之。

 

 

 

【書き下し文】

 

聖人は常に心無く、百姓(ひゃくせい)の心を以(も)って心と為(な)す。

 

善なる者は吾れこれを善しとし、不善なる者も吾れまたこれを善しとして、善を徳(う)。

 

信なる者は吾れこれを信じ、不信なる者も吾れまたこれを信じて、信を徳(う)。

 

聖人の天下に在るや、これ歙歙(きゅうきゅう)として、天下の渾(こん)心を為す。

 

百姓は皆その耳目を注ぐも、聖人は皆これを孩(と)ざす。

 

 

 

 

 

【私的解釈】

 

聖人には私心がなく、民衆のおもゐを自分のおもゐとしている。

 

世の中が善人とする人を私は善人として接し、悪人とする人も善人として接する。だから私の周りには善人が集う。

 

信用される人を私は信じ、信用されない人も私は信用する。だから私の周りは信用される人が集う。

 

聖人が世の中にのぞむ時は、世の中のおもゐを集約して治世を行う。

 

民衆が聖人の挙動に注目しても、聖人は赤ん坊のように無邪気に笑っているだけだ。

 

 

 

 

 

【雑感】

 

中村天風が言う。

「心のもち方一つが、結局、人生の運命を決定するんだ」

 

そう、あなたのおもゐが人生舞台の監督となり、あなたの肉体が人生舞台の主役。この劇の共演者はあなたが決め、劇のシナリオもあなたが決める。

 

主役だけが出しゃばる劇なんて面白くもなんともない。出演者全員がおもゐを奏でて共振させてこそ感動を呼ぶ。

 

感動は神々の境地。この神々の境地がこの世の中に出来上がれば、この境地に浸りたくて人は群がり、そこから幸せな心地があふれ出す。人気があるということは、そこに天国があるのだ。

 

家族で必死にこの天国を創り上げて、みんなで協力してこれを維持して行く。人生の醍醐味はここにある。