まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

【神相全編 秘伝手相奥義】 其の二 手掌八卦・十二宮・五行

 

【今日のこよみ】 旧暦2014年 3月 7日 先負  四緑木星

         丁未 日/戊辰 月/甲午 年 月相 6.3

         清明 初候 玄鳥至(つばめきたる)       

 

【今日の気象】 天気 曇り 気温 5.1℃ 湿度 70% (大阪 6:00時点)  

 

 

 

*手掌八卦の図 *

f:id:isegohan:20140404162411p:plain

 

 

 

坎宮(かんきゅう)

この宮の肉が豊かで美しく、地紋線(生命線)が深くはっきりと通っている人は、一生住居が安定する。更に、肉が厚いのは、身を立て家を興す。肉が薄く筋が薄いのは苦労あり。乱れたのは、住居が定まらず郷土に縁が薄い。色が悪いのは、困苦災厄に至る相である。

 

 

艮宮(こんきゅう)

この宮の肉が豊かで美しいのは、家運が繁盛し財宝を積む。尚、縦の直線が深く刻まれていれば富豪となる。横線斜線のある者は我欲が深く偏狭であり、肉が薄く乱線があるのは財運に乏しく、色が悪いのは貧困になる相である。

 

 

震宮(しんきゅう)

この宮の肉が豊かで美しいのは、兄弟縁深く親密であり、兄は家運を盛んにし弟は協力して共に家を興す。又肉が薄く色の悪いのは、兄弟縁薄く、斜線の多いのは兄弟が多い。横線がかかるのは、病身又は仲の悪い兄弟がいる相である。

 

 

巽宮(たんきゅう)

この宮の肉が豊かで美しいのは、信用があり、又時に応じその機を見るに敏で、財運もあれば商売にも適し繁栄する。肉が薄いのは、一生困苦であり、更に乱線のある者は交際が下手で信用も薄く運気が拙い相である。

 

 

離宮(りきゅう)

この宮の肉が盛り上がって潤沢なのは、福禄円満で富貴である。役人となれば昇進し、人の尊敬を受ける。肉の薄いのは、運気も少なく、又乱線のあるのは、交際も下手で信用も薄く、軽率に虚言を吐く相である。

 

 

坤宮(こんきゅう)

この宮の肉が豊かで潤沢なのは、家庭円満、夫婦仲良く子孫も繁栄する。肉が特に隆起した人は、賢人を配偶に得て家運ますます隆昌。肉の薄いは、家庭不和で、又粗なのは情欲の念に偏し、乱線のあるは家庭が乱れる相である。

 

 

兌宮(だきゅう)

この宮の肉が厚くて美しく潤いのあるのは、良き子女を得て、健康で運気も強い。人紋線(頭脳線)が勢いよく流れ入るのは頭脳明晰で立身出世が早い。肉が硬いのは性情淫に偏し、乱線のあるは現在に苦労する相である。

 

 

乾宮(けんきゅう)

この宮の肉が豊かで潤沢なのは、学に深く礼に厚く、才能も優れ立身出世が早く、高名を揚げる。更に肉に締まりあるのは賢人貴子を得る。肉が薄く粗なるのは、学に浅く愚である。乱線のあるのは、子供に縁の薄い相である。

 

 

 

中宮(ちゅうきゅう)

この宮の肉が豊かで締りがあり窪みあるは、運気も盛んで次第に富貴となり、健康長寿を顕す。或いは、賢人智者で大官に昇る。肉の薄く平らなのは運気も拙く、更に粗なるは愚鈍であって貧窮の相である。

 

 

 

 

 

 *十二宮の図*

f:id:isegohan:20140404172519p:plain

 

 

 

一.命宮(めいきゅう)

この宮の肉が豊かに締まって窪み黄色なるは運強く健康、赤色は家運隆盛で長寿、又子孫に栄ゆ。紅色は官位名誉地位を得て高名を博す。肉薄く白色は貧困、黒色は病気不幸の相である。

 

 

二.財帛(ざいはくきゅう)

この宮の肉が豊かに潤いのあって表面青く内面紫色なのは富貴で財宝限り無く、黄色は正義に強く官に就いては高名を得る。白色は貧困辛苦を顕し、黒色は破産の相である。

 

 

三.兄弟宮(けいていきゅう)

この宮に斜線が起こるのは弟の数を表示する。二本あれば二人、三本あれば三人というが如し。黒色は兄弟不和又は病気で、赤色は争いあり。黄色は兄弟が互いに親しみの深い相である。

 

 

 

四.田宅宮(でんたくきゅう)

この宮の肉豊かで潤いがあり、に青く内に紫色なのは土地田畑を所有して財宝を積む。肉薄く白色は貧困、赤色は栄達、茶黒色は破産、斑に暗血色は財産が変化する相である。

 

 

五.男女宮(だんじょきゅう)

この宮の肉豊かで柔らかに締まり白色なのは性情が正しい。青色は賢夫良妻、家庭円満で栄達。肉がやや硬く赤色は家庭不和不幸、青色は性情の悩みあり、青黒色は偏愛の相である。

 

 

.奴僕宮(ぬぼくきゅう)

この宮の肉豊かに美しく赤色なのは家庭円満、子女、奴僕を愛す。尚、締りがあれば忠僕を得る。肉薄く青白色は配下雇用に恵まれず、青色は目下と情を通ずるの相である。

 

 

七.妻妾宮(さいしょうきゅう)

この宮の肉潤沢豊満で赤色なのは家庭円満夫婦和し家運旺盛、黄色又は薄赤色は賢夫良妻。白色は夫婦の情愛薄く子女に苦労、黒色は配偶者の病身、青色は色情に悩む相である

 

 

八.疾厄宮(しつやくきゅう)

この宮の肉薄く潤い無く曇りのあるは身体弱く、黒色は病気、青茶色は身内の病気。肉豊かで赤色にわずかに紫色あれば健康で長寿、白斑点は心配苦労の起こる相である。

 

 

九.遷移宮(せんいきゅう)

この宮の肉豊かで白黄なのは住居に安定、美しく黒藤色は強運栄達一生住居安定。わずかに赤色の顕れるは新築改装の相とし、常に赤色は住所不安、青色は貧苦の相である。

 

 

十.官禄宮(かんろくきゅう)

この宮の肉豊かで潤いがあり白黄色なのは高位高官に昇り富貴に至る、薄赤色は幸福であり聡明である。白色は精神優美、青色は職業の異動、黒色は家を乱す相である。

 

 

十一.福徳宮(ふくとくきゅう)

この宮の肉隆起して潤沢で赤色なのは高位高官に昇り、或いは巨財を積む、黄色は交際に厚く福分豊か、茶黒色は迷惑又は災害がある、青色は悩み、白色は智無く貧困の相である。

 

 

十二.貌宮(ぼうきゅう)

この宮の肉豊かで締まり潤沢に白黄色なのは清貴で尊敬を受け名誉を揚げる。赤色は博学多才で聡明。青白色は軽挙浮薄で信用なし。茶黒色は精神異常或いは病気の相である。

 

 

 

 

 

*五行の図*

f:id:isegohan:20140404183022p:plain

 

一.木形は掌縦に長く、指も又細長くして、掌、指共に縦線多く顕はるるをいう。

一.火形は掌縦に長く、肉薄く、指細長くして先尖り、赤色を帯びるをいう。

一.土形は掌及び指丸くして、肉厚し、黄色を帯びるをいう。

一.金形は掌方形にしてやや丸き意あり、指も同様にして、中肉に締まり美なる相をいう。

一.水形は掌肥満し、丸き内に方形の意あり、指はいよいよ丸く、指先太く肉豊かにして、白色を帯びるをいう。

 

 

木形

学に親しみ文章に秀で、才智人に優れて聡明である。精神的に運強く名誉地位を得、官に入れば昇進早く高位高官に昇り高名を博す。幼年は病身という程ではないが虚弱で、中年は労働に適し難いが事務的才能がある。身分血統正しく一代幸福で、早中年に早く財を得る者は晩年に失うの相がある。

 

 

火形

気品あって義理堅く、精神優美で才智に富み、人情厚く処世に優越している。官に入っては出世早く高位高官に昇り、野にあっては富貴となり、精神的の業に適している。中年以上の血統正しき家系を表し、初め富裕であるが中年酒色を好んで浮動しやすく、為に晩年貧富の境界に立ち、苦労する。しかし、子運に恵まれ老後は安泰の相である。

 

 

土形

理性が強い。しかし、識見に欠けるところがあって聊(いささ)か自己中心に陥りやすいが利に敏(さと)く、臨機の妙に感じて商売は上手、交際は巧みである。物質に恵まれ、晩年には富豪に至る。身体も又健康で長寿の相ではあるが、ややもすると胃を損じやすい。稼業に迷う者は一生安楽に至らず、女子は節操の観念に乏しく再縁の相である。

 

 

金形

幼少時代は学を疎んじて智能も表れぬが、壮年頃から次第に生来の才能が輝き出す。努力家で義理堅く、義侠もあり人情深い、自然人の長となる。晩年には財を積んで富裕となる。もし中年に色を好み遊蕩すれば身分がぐらつくこともあるが、晩年は真面目に返って安楽になる。女子は節操堅く良妻賢母形で賢子を出す相である。

 

 

水形

思想は極質実で貯蓄心があり、営々として財を積み一代でよく巨万の富をつくる。又技術技能にも秀で他人の長となる。もし下層に身を置いても安易に安んじることなく必ず家運を興す。但し、酒色を好む者は、その情粗漏に流れやすく一生辛苦をする。女子は精神優美で高雅(こうが)を好み、礼譲厚く貞操正しく、子女の多い相である。