まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

二宮翁夜話

【二宮翁夜話 巻之一 一】 誠の道ならびに天地経文の論

翁曰く、夫(そ)れ誠の道は、學(学)ばずしておのづから知り、習はずしておのづから覺へ、書籍(しょじゃく)もなく、記録もなく、師匠もなく、而(しこう)して人々自得(じとく)して忘れず、是ぞ誠の道の本體(ほんたい)なる。 渇して飲み、飢ゑて食ひ、勞(つか)れ…