まどゐ。

~ おもゐを嗣ぎ、おもゐを纏ひ、おもゐを遣る ~ 

2014-03-01から1日間の記事一覧

時代は三遊亭圓朝を求めている

三遊亭圓朝 - Wikipediaにはまってしまいました。 今の時代が求めている芸風なんだと思います。 圓朝については、このサイトに詳しいですが(787夜『円朝』小島政二郎|松岡正剛の千夜千冊)、ここに面白い記述があったので抜粋しておく。 帝国憲法が発布され…

【怪談牡丹灯篭 二十ノ一】 天網恢恢(かいかい)疎にして漏らさず(後篇) 之編  【完】

さて相川考助は宇都宮池上町の角屋へ泊り、その晩九ツの鐘の鳴るのを待ち掛けました処、もう今にも九ツだろうと思うから、刀の下緒(さげお)を取りまして襷(たすき)といたし、裏と表の目釘を湿らせ、養父相川新五兵衞から譲り受けた藤四郎吉光の刀を差し、主…

【怪談牡丹灯篭 二十】 天網恢恢(かいかい)疎にして漏らさず(前篇) 之編 

考助は図らずも十九年ぶりにて実母おりゑにめぐり逢いまして、馬喰町の下野屋と申す宿屋へ参り、互いに過ごし身の上の物語りを致して見ると、思いがけなき事にて、母方にお國源次郎がかくまわれてある事を知り、誠に不思議の思いをなしました処、母が手引き…

【怪談牡丹灯篭 十九】 陽気ますます盛んに類を呼ぶ 之編 

考助は新幡随院(しんばんずいえん)にて主人の法事を仕舞い、其の帰り道に遁(のが)れ難き剣難あり、浅傷か深傷か、運がわるければ斬り殺される程の剣難ありと、新幡随院の良石和尚という名僧智識の教えに相川新五兵衞も大いに驚き、考助はまだ漸(ようや)く二…

【怪談牡丹灯篭 十八】 さ迷える陽気 之編 

【前回のあらまし】 伴蔵は金にものを言わせて女をものにし、邪魔が女房おみねを惨殺す。無念おみねが魂が、伴蔵の店の者に乗り移り、伴蔵が悪事をしゃべり出す。びっくり伴蔵、医者を呼び寄せたが、この医者が萩原新三郎の親友のあの山本志丈。志丈、おみね…

【怪談牡丹灯篭 十七】 陰が陰を呼び、邪が邪を呼び、鬼が鬼を呼ぶ 之編 

【今日のこよみ】 旧暦2014年 2月 1日友引 四緑木星 辛未 日/戊辰 月/甲午 年 月相 29.2 朔 雨水 末候 草木萌動(そうもくめばえいずる) 【今日の気象】 天気 曇り 気温 8.6℃ 湿度 71% (大阪 6:00時点) 【前回のあらまし】 邪鬼伴蔵めは、100両の金子(きん…